日帰り温泉紀行 山形県内の日帰り温泉の紹介。

 

日帰り温泉紀行
 山形県には平成17年2月現在、44の市町村があります。特筆すべきは、その全てに必ず温泉があるという点でしょう。

 数百年の歴史をもつ湯治場あり、農業用の井戸を掘ったらお湯が出て来て、いつしか温泉街になった所あり、道なき道を野越え山越え辿り着く山奥の秘湯あり、果ては念仏唱えながら入る長期療養専門の霊湯もありと、その姿は実に多彩。

 ここでご紹介するのは、近年に多く作られた「日帰り温泉施設」です。
観光や商用の合間にちょっと温泉で一息。という、気軽に温泉を楽しむってのも勿論ですが、日帰り温泉施設にはこんな楽しみ方もあります。
@方言ヒアリングを楽しむ
 こうした施設は地域住民、特にお年寄りの社交場になっており、湯上がり後にロビーでくつろぎながら、ネイティブスピーカーによる生の方言を存分に味わう事が出来ます。

 ここでは「方言度」も5段階で評価してます。山形の老人がTVなどのインタビューに答えるシーンでは、字幕が無いと何を言ってるのかさっぱりわからないと恐れられる難解さと、山一つ、川一つ越えると全っ然言葉が違う程の多彩さを誇る山形の方言
に耳を傾けるのも旅の一興。
「方言度」基準
★☆☆☆☆=あんましキツくない
★★☆☆☆=語尾やイントネーションが独特
★★★☆☆=標準語にない言葉が混じり、一部理解不能
★★★★☆=発音、ことば共に難解。一部を聞き取るのがやっと
★★★★★=もはや外国語。何言ってるか管理人すら不明。
A地元独自の物産ショッピングを楽しむ
 まあ、観光客も多少は期待しての施設でしょうが、たいがいは地元住民が主な利用者です。
 いきおい売店においてある物も、観光客向けに媚びてない、地元の人たち御用達のローカル色豊かなアイテムなどが置いてあったりします。

 これも5段階評価してみました。
「物産度」基準
★☆☆☆☆=あたりまえの商品しか売ってない。
★★☆☆☆=定番モノ中心だが、一部独特なモノもあり。
★★★☆☆=地域性豊かな商品も充実。
★★★★☆=ほとんどが地元住民のためのグッズ。土産にするにゃ勇気がいる。
★★★★★=よそ者はここでしか入手不可能な激レアアイテムばっかし。

前置きはこれくらいにして、各施設を紹介して参りましょう。
「施設名」をクリックすると、その詳細情報が見られます。
所在 施設名 方言度 物産度 ひとこと
庄内・櫛引町 くしびき温泉
ゆ〜TOWN
★★★★★ ★★★☆☆ 源泉100%かけ流し
濃〜いお湯も高評価
庄内・羽黒町 やまぶし温泉
ゆぽか
★★★★☆ ★★★☆☆ 羽黒山でかいた汗を
ここで流すのも爽快
庄内・三川町 なの花温泉
田田
★★★☆☆ ★★★☆☆ 個性的なお湯もいい
が、物産館・宿泊も。
最上・大蔵村 黄金温泉
カルデラ館
★★★☆☆ ★☆☆☆☆ 珍しい炭酸泉。飲んでみ。
ビジターが割と多い
最上・大蔵村 肘折いでゆ館 ★★★★★ ★★☆☆☆ 地元民の出現頻度は
低い。ぬるめ好きな方へ。
最上・舟形町 舟形若あゆ温泉
清流センター
★★★★★ ★★★☆☆ アウトドア施設充実。
高台で展望良好。
最上・真室川町 まむろ川温泉
梅里苑
★★★★★ ★★★☆☆ 山里を見下ろす高台にある
肌触りの良い純食塩泉。
村山・朝日町 りんご温泉 ★★★★☆ ★★★☆☆ ぬめり感がいい湯と
絶景の露天風呂。
村山・大石田町 あったまりランド
深堀
★★★★☆ ★★★☆☆ 設備充実。湯治やそば
打ちもできる温泉。
村山・大江町 テルメ伯陵 ★★★☆☆ ★★★☆☆ 黒っぽい色の含硫黄泉で、
ハイレベルの高濃度温泉。
村山・大江町 奥おおえ
柳川温泉
★★★★☆ ★★★★★ 文字どおり大江町の
奥地。プチ秘湯気分。
村山・河北町 べに花温泉
ひなの湯
★★★☆☆ ★★★★☆ 高温浴は源泉100%。
休憩スペースも充実。
村山・天童市 天童最上川温泉
ゆぴあ
★★☆☆☆ ★★★☆☆ 露天風呂の大きさ、
集客数共に最大級。
村山・中山町 ひまわり温泉
ゆらら
★★☆☆☆ ★★★☆☆ 恐ろしいほど個性的な色
の源泉。化石あり。
村山・西川町 水沢温泉館 ★★★☆☆ ★★★☆☆ 地ビールレストランは
案外レベル高い。
村山・山形市 蔵王温泉共同浴場
(川原湯・下湯)
県下最強温泉・蔵王
強烈な湯にストイックに浸る。
村山・山辺町 山辺温泉
保養センター
 
★★☆☆☆ ★★★★☆ 2005年4月新装オープン。
源泉一本・直球勝負魂は
相変わらず健在。
置賜・白鷹町 パレス松風 ★★★☆☆ ★★☆☆☆ 森林公園内の施設。
レジャーついでに。
置賜・高畠町 太陽館 ★★★☆☆ ★★☆☆☆ JR高畠駅構内の
温泉として有名。