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始めに紹介するのは、花笠音頭に「雪を眺むる」と唄われる「尾花沢市」。 「市」の中では県内で最も雪が多く、冬場は一階が雪に埋もれてしまうため、 二階に冬専用の玄関が付いている家があった程の土地柄です。 最近は除雪技術や道具も発達してきたんで、そんな家も無くなりつつあるようですが・・・ でも、ご覧下さい上の画像を。左から街中、国道沿い、市役所駐車場入り口です。 一応、都市部なので住宅が密集しており、雪の捨て所も限られるために、必然的に雪を高く積み上げるので街中の至るところにに雪の壁がそそり立ち、又大型店舗や公共施設の駐車場では敷地の一角にまとめとくしかないんで、広い駐車場だとあっという間に巨大な雪の山が出来上がるって訳ですな。 道路沿いにも車より高い壁が出来ますんで、出入りする時見通しがきかず、それなりに交通量もあるんで余所者はおっかなびっくりです。 こんな都市型(?)の豪雪がみられる、まさに「雪を眺むる」街ですな。 ![]() |
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お次は「雪がおおいから”おおいさわ”」とまで言われる「西村山郡西川町大井沢」。 清流寒河江川と豊かな自然でアウトドア派にはちょっとばかり知られている所、と西川町役場では信じてます。貴方はご存知でしたか? 家や車と比べて頂ければその積雪量がおわかり頂けると思います。数字で言うと3〜4m、尾花沢+1メートル前後って所でしょうか。 この集落に至る道路沿いもこの位、あるいはこれ以上の雪の壁がずうっと続いてます。 壁の至る所に「雪崩注意」と赤いスプレーで大書されてるのが恐怖を誘います。 交通量もそんな多くないんで、埋まったら発見まで時間がかかる可能性もあるのが更に恐ろしい。 注意しろったって、いきなり崩れてきたらどうしようもねえよ! ![]() |
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続きまして「北村山郡大石田町次年子」をご紹介します。 田舎そばのメッカとして山形県民の間では有名な土地です。 ここは最近まで集落に至る道路状況が悪く、かつ左の画像に見る通りここら一帯はかなりの積雪があるため、冬場はほぼ孤立状態になってました。 今はいい道路が切れたお陰で、冬でも車でそば喰いに行けますけどね。 ”次年子”という地名自体、冬に子供が生まれても豪雪のため集落から出る事もかなわず、 翌年の春にならないと出生届を役場に出せなかったから。って俗説まである位だし。 (あくまで俗説らしい。真に受けないように) 独特のそば食べに行きながら、その雪の凄さを実感してみてはいかが? |
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次年子そばの情報はこちらをクリック ![]() |
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さて、トリを務めますのは県下最強の豪雪地帯「最上郡大蔵村肘折」。 秘湯ブームの昨今、山間の鄙びた湯治場として少しは知られるようになったこの温泉地は、人の住んでいる所では山形でも1,2を争う豪雪の地でもあります。 大雪が降った翌日の山形新聞・各地の積雪ニュースでは、県内主要都市と並んでここの積雪が報じられるんですけど・・・ 雪国・山形にあってさえ毎回数メートル単位で他を引き離す、 断トツぶっちぎりのレコードを叩き出してくれます。 その実態は! |
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もはや、語るべき言葉はありません。豪雪をじっくり体験したいという方は肘折温泉で一週間ばかり湯治しながら、雪と温泉にひたっちゃって下さい。 |
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左の画像、何やってるのだって?完成すると右のような雪だるまになるのだ。 建機と比べるとその巨大さがわかると思うのだが、実に身長29.4mなのだ。 これぞギネス公認・世界最大のゆきだるま「おおくらくん」なのだ。 すごいのだ。全くひねりのないネーミングセンスも、らしくていいのだ。 毎年三月下旬にその威容を現すのだ。材料には事欠かないからいいのだ。 |
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追伸:2005年3月6日の朝日新聞のトップ記事「春の大雪」で、遂に全国版でも積雪量が報じられてしまいましたよ大蔵村。 次点の青森市160cmにダブルスコア以上の大差をつける371cmで、ここでもぶっちぎってしまいました。恐るべし・・・・ |