きふね | |||
![]() もりそば |
![]() そば専門入り口側 |
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![]() ラーメン側入り口 |
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住所 | 山形県山形市天神町68 | ||
電話 | 023−684−8446 | ||
更新日 | 2006年11月11日 | ![]() MapFan地図 |
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営業時間 | 午前11時半〜午後7時半 | ||
駐車場 | 約12台 | ||
期間 | 年中 | ||
休日 | 水曜日 | ||
つなぎ:そば粉 | 1:10(十一) | ||
創業 | 1996年 |
主なお品書き | ||
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ざるそば 600円 もりそば 550円 天ぷらそば 1400円 にしんそば 850円 とりそば 800円 鴨南ばん 950円 たぬきそば 700円 天ざる 1400円 鴨せいろ 950円 かしわせいろ 800円 納豆そば 850円 とろろそば 800円 |
板そば(2人前) 1000円 板そば(3人前) 1500円 太打ち田舎そば 700円 天付き田舎そば 1500円 並そばと田舎そばの2色板 2000円 そばがき 800円 |
ざるうどん 600円 とりうどん 800円 天ぷらうどん 1400円 カレーうどん 900円 天ぷら 800円 にしん棒煮 400円 |
「濃いとこ紹介」を標榜し、「山形でしか食べられない」独特な蕎麦のみを紹介してきた本コーナー。 いずれ劣らぬ個性的なラインナップ故、ひょっとするとカルチャーショック級の店ばかりだったかもしれない。 ここらでひとつ、正統派のそば屋をご紹介致そうか。 管理人が「真っ当な蕎麦」を食べたくなるとよくお邪魔する店。 それがここ、 「きふね」 きふねでは田舎そばも出すし、板そばもある。本来そちらを紹介する所だが、今回敢えてもりそばで行く理由。 それは、その方がこの店らしいと思ったからだ。 店主は細打ちで知られる名店で修行し、田舎そばも打てる。 その気になれば如何様にも出来ようが、行き着いたのは、太すぎず、細すぎずのこの形。 これが「きふね」のスタンダードと言えよう。 ズズっとたぐって喉越しを楽しむのもいいが、噛みしめてみるのもまた良し。 太打ちに劣らぬしっかりした歯応えと、高い香りと味わいは、確かな仕事を証明してくれる。 つゆも添加物の類を全く使用せず、蕎麦の味わいを引き出してくれる。 至極真っ当で、まっつぐな蕎麦。これが貴船の真骨頂だろう。 また、蕎麦を美味しく食べられるよう、きめ細やかな心遣いが為されている点も嬉しいところ。一例を挙げてみよう。 上の画像で、入り口が二つあるのにお気づきだろうか。 実はこの店、ラーメンも出しているのだ。 山形は『一人当たり中華めん消費額・日本一』のラーメン大国だったりする。 理由は諸説あるが、県内に数多くあるそば屋のほとんどでラーメンも提供しており、それが蕎麦に劣らず美味いというのも大きな要因だろう。 ラーメンの方が人気が出てしまい、苦笑いしているそば屋も珍しくない程だ。 余談が長くなった。店内は入り口ごとに分離しており、南側「きそば」暖簾から入るとラーメンは食べられない。メニューにもない。ラーメンが食べたいメンバーと共に行くときは、北側「ラーメン」暖簾から入れば両方頂ける。 (元々、両親が営業していた「レストハウス貴船」から独立した蕎麦屋。近年合併した時こういう造りにした) こんな造りになってるのも、蕎麦の繊細な香りが味噌ラーメンなどの強い匂いで消えてしまわないようにとの心遣いからだ。 山形に蕎麦屋数多あれど、ここまでこだわっている店は寡聞にして知らない。 又、同様の配慮から、きそば側は全席禁煙になっている。 蕎麦の好みは人それぞれ。 「美味い蕎麦屋は?」 と問われれば正直迷うが、 「奇を衒わず、真っ当でまっつぐな蕎麦屋は?」 と問われれば自信を持ってお奨めできる。 「きふね」はそんなお店の一つです。 |