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しらいわの たねまきざくら
白岩の種蒔桜
4月下旬
種蒔桜付近からの眺望
(寒河江川と臥竜橋)
ここより徒歩50mほど
所在地:
寒河江市大字白岩地内
アクセス:
本数:
一本
撮影:
2007年4月22日
駐車場:
なし、車両進入禁止
売店:
なし
ライトアップ:
なし
周辺のスポット
樹種
慈恩寺
道の駅寒河江・チェリーランド
エドヒガン
(現地看板:樹齢700余年・諸説あり)
高さ
:14.00m
幹周(目通り)
:4.37m
山形県の日本海側と内陸を結んだ、六十里越街道。
国道112号線の旧道にあたる、歴史ある道を見下ろしてきた伝説の桜。
現地看板にその伝説がしるされている。
長くはないのでそのまま引用させて頂こう。
その昔、源義家に亡ぼされた安部貞任(あべのさだとう)が、出羽の賊の首領太郎松と組んで地方農民を苦しめた。
農民は山深く遁れ、春の種蒔く時期を失った。
人々が心を痛めて帰ってみると、田畑には芽が生えており、この桜の根元に沢山の五穀の種子がこぼれていた。
これはきっと桜の精が救ってくれたのだと誰いうとなく「種蒔桜」というようになった。
それ以来、この花の咲く頃に種を蒔けば豊作疑いなしと人々は大切にして来た。
(山形県教育委員会・寒河江市教育委員会)
話からすると、いわゆる「前九年の役(1051〜1062)」の頃になる。
伝説通りだとすれば、950年前には既に桜の木が存在した事になるが、
推定樹齢は600〜800年とされている。
農作業の指標として、又雪国に春の訪れを告げる象徴として。
山形に数多く残る古桜たち同様、守り育ててきた土地のシンボルだ。
この桜は断崖中腹にあり、車道からはわかりにくいかもしれないが、
「種蒔桜」の案内看板に従って進めば問題ないであろう。
また、桜からもう少し登ると、画像のような眺望が見られます。