日本海側の豪雪地帯に適応した、珍しい自然の特産種桜。
雪の多さに合わせて背丈は低く、枝や幹はよくしなり、たいてい根本で曲がっているのが多いという品種。
ここのオクチョウジザクラは日当たりのいい斜面に自生していることから大きく育ち、枝張りでは日本一とも言われるもので、新庄の市指定天然記念物になっています。
名前の由来は、花の下の部分「萼筒(がくとう)」が長いのを漢字の「丁」の字にみたてたものといわれます。
ただ、この桜にお目にかかるのはやや大変。
場所は新庄市内の国道13号線から県道310号線を経て、広域農道を約5km進んだ山の中にあります。途中に案内看板もありますが、現地には道端に小さな看板があるだけなので、見落としやすいから注意だ。
道路からも斜面の中腹に小さく見えるが、近くに行くにはこの斜面を登る必要がある。道はないので草むらや笹薮を抜けていかなければなりません。
敷居の高い桜なので、見たい方は頑張って下さい。
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