DATA |
古桜の名産地「置賜さくら回廊」の首魁とも
言うべき巨木。桜としても勿論現役で、毎年
高さ16m、枝ぶりは半径12〜9mに達する
巨体を満身の花で装う姿は圧巻の一言。
推定樹齢1200年。坂上田村麻呂が植樹に
関わったって伝説があるけど、確かに奴が
東北に侵略してきたのは、ちょうどその頃、
平安時代初期だ。
しかしこの古豪も寄る年波には勝てず。
樹勢の衰えは否めないところだ。
枝を支えるための支柱も今年新調した
ばかりで目立ち、何だか痛々しい。
そこで今年、花のシーズンが終わり次第
樹勢回復のため幹の空洞を埋める手術を
するそうな。
養生のためあと5年は幹をビニールシート
で覆うらしいので、来年はちと見栄えが悪い
かもしれませんがご理解の程を。 |