いよいよ船は最上川へと進むのであります。ドボンチョウチョウ
ドボンチョウチョウ〜(兵庫船by枝雀)。お座敷船なんで、履物は
船頭さんの座ってる下足入れに入れて上がります。
 彼が尻に敷いているもの。てっきり座布団だと思ってましたが、
下船時に見たら救命具でした。おいおい。
 雪の船下りと洒落込むつもりだったのに、管理人はあいにく?
晴れ男。本日も朝からいいお天気で、雪もつららも少なくなって
いるとは船頭さんの証言。日頃の行いがいい人はきっと荒天
恵まれ、雪と白浪と巨大つららを目の当たりにできる事でしょう。
吹雪の舟下りなんてスペクタクル&ファンタスティックだろうな。
 でも、雪崩は見られました。見られましたけど、すばやく反応
してシャッターを切る反射神経を持ち合わせていなかったのは
無念の極み。あ、雪崩に巻き込まれるほど岸に近づいたりしない
からご安心下さい。

 冬にしかお目にかかれない
ものの一つ。渇水期のみに姿
を現す中州。私の撮影技術が
拙いせいで、この写真ではよく
分かりませんけどね。
 この中州、夏は浅瀬になって
難所に早変わりするそうな。

 21世紀の今、交通手段は
セルフの渡し舟のみ、住人は
村長ただ一人という、いまどき
類を見ない気骨ある村落です。

 ゆかりの地がやたらに多い
源義経ゆかりの地、仙人堂。
 この辺は樹齢1000年という
杉の古木が群生し、夏は途中
下船してハイキングできます。

 落差123m、最上峡最大の
滝「白糸の滝」。クリックすると
大きい画像が出ます。
 いよいよ船下りも終点。船頭
の唄う「最上川舟歌」日・英・韓
3ヶ国バージョンともそろそろ
お別れです。まあ、どれも訛り
が多めにブレンドされてるんで、
実際通じるか、ちと不安だけど。

 終点、最上川リバーポート。
夏に撮影した奴ですけど。
 レストランはよくあるタイプの
ものですけど、ちょっとクセの
ある土産品が充実!
 トビウオの煮干や地元農協
謹製の漬物、醤油屋秘伝の
「あけがらし」ほか、珍品多数。

 マイカーや鉄道で来た方はシャトルバスで駅や出発点へ。
300円で戻れます。車窓から最上峡や下ってくる船を眺める
のもなかなか乙なもの。
最上川船下り、冬の陣これにて終了です。
季節ごとに入れ替えますんで乞うご期待。

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