2005年2月22日現在の情報
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明治・大正の特徴的な建物に「擬洋風建築」があります。 日本伝統の技を極めた匠が、「西洋風の建物を作ってくれ」 と注文され、見よう見まねで建てたものです。 山形県は天災、戦災の被害も少なく、大工さんの腕も確かで 丈夫につくってあり、何より山形人の特性と私が思い込んでる |
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![]() のおかげでたくさんの擬洋風建築が残っています。 |
いだますいとは、山形弁で「もったいない」です。 古いものを粗末にするのが「惜しい」勿体無いに対して、 古いものを粗末にするのが「痛ましい」山形人。 心痛レベルではワンランク上の表現になってます。 実際この建物も本当は取り壊しされる運命にあったものが 「いだますい」ってな事でここに移築されたという代物。 そんな中でも県内一、いやひょっとすると日本一ぶっ飛んだ デザインの建物が「済生館本館」。 言葉で言うと「変形八角形・十六角形・八角形の四層三階建 塔屋付、十四角形回廊型病院」って何が何だか分からない。 百聞は一見にしかず。まあご紹介して参りましょう。 |
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徒歩なら山形駅西口から約10分。 車なら霞城公園北側・国道112号線の ここから曲がれば料金タダの駐車場が 公園内にあります。 歩道橋の「←霞城公園」標識が目印。 |
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北門のみ、車で公園内に入れます。 他の門からは徒歩のみです |
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写真の体育館駐車場が旧済生館に 一番近い駐車場です。 |
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これが旧済生館 本館。予めお断りして おきましょう。これは 明治時代の病院 です。 ピンクの羽目板外壁に 手すりはスカイブルー。 ステンドグラスがハマって いる、これ見よがしに派手 な塔が印象的な建物。 これが130年前の病院 なんです。 設計者は病院という ものが何たるかを正しく 理解してたんだろうな? |
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角度を変えて見ると、平屋部分が円形に なってるのが分かる。ただの円形じゃない って事は入ればすぐ分かる。 |
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●エントランスホール 医学関係の品が多いこの資料館の中で ここだけ山形城について展示してます。 模造紙に手書きで書かれてる、何だか 子供の自由研究みたいなやつ・・・ わかりやすいには違いないけど、も少し どうにかならんかね。 |
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ホールを通り、塔の裏側を望む・・・・ って、ええっ!入ってすぐ裏に出るって どういう事だって? |
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はい、平屋部分は「ドーナツ型」です。 どこまで人を喰ったデザインの病院だ! |
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ドーナツの穴ん中は中庭です。 確かに明るくて風通しも良く、病院には ぴったりだけど、わざわざ丸くせんでも いいものを・・・ 手すりは目にも鮮やかなスカイブルー。 病人やってるのが馬鹿らしくなるような 配色である。 |
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あの派手な塔の階段は、これまた派手な 螺旋階段。西洋のつくりを、純和風の木造 雲形模様付きでこしらえてしまうあたりに、 棟梁の意地と腕を見る。残念ながら今は 登ることができませんけどね。 |
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ドーナツの中は普通の病院ぽい。 完全なデザイン至上主義建築とは一線を 画しているあたり、設計者の良識を感じて ちょっとだけ安心。 |
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ちょっと重いけど、追加画像あります。
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